2024年12月27日更新

  • あくまでひとつの分析例にすぎず、これが正解ということではありません
  • 分析時点のシナリオであり、その後の値動きにより見直されます
  • この分析は月1回程度更新します
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所見

豪ドル米ドルの特徴として、インパルスのように見えてインパルスではない動きが多いです。
ずるずるとトレンドが続いていても、3波目の内部がインパルスとカウントできない動きが多く、そういった動きはジグザグ系のカウントになります。


月足

月足では1976年から2001年まで下降インパルスの5波動が確認できます。
これを月足よりひとまわり大きな年足レベルの下降インパルス(赤丸のラベル)としてカウント
その年足レベルの下降インパルスにたいしての戻りの修正波で2011年7月までA-B-Cのジグザグが確認できます。

2011年7月以降の動きは、年足レベルで新しい下降推進波が始まっているのか、2001年までのインパルスにたいしての修正波の一部なのか(コンビネーションになるのか)は確定しませんので週足以下の分析で判断します。

週足

2011年8月から2020年3月までの下降部分は、このような5波動のインパルスのようにも見えますが、もしインパルスなら2018年2月から2020年3月までの5波内部波動は推進波にならなければいけません。
しかし、この部分の内部波動はインパルス、ダイアゴナルいずれのカウントも難しく、A-B-Cのジグザグの方が妥当と考えられます。

つまり、2011年8月から2020年3月までの下降はインパルスではなく、このように赤W-X-Yのダブルジグザグであると考えています。

そのうえでもう一度、月足を確認してください。
2011年6月から2020年3月までの下降が推進波でなく修正波であるという分析から、2011年から新たな下降推進波の始まりではなく、1976年から2001年まで下降インパルスにたいしての戻りの一部、コンビネーションX波であると判断しています。

そのX波が2020年3月で終わり、赤丸Y波の段階
赤丸のコンビネーションがどんなパターンになるのかですが
赤丸W波の時点でインパルス全体にたいして90%近いリトレースをしており、値幅的にダブルジグザグの想定は考えられず、横ばいのダブルスリーと想定
ジグザグ×フラットもしくはジグザグ×トライアングルのふたつが候補になりますが、暫定でジグザグ×フラットと想定
赤フラットA波の段階

赤フラットA波内部は修正波
青A波内部が黒インパルスを形成しているので、青ジグザグを想定
青ジグザグB波内部が複雑化している状態

日足

青ジグザグB波内部は修正波
黒W-X-Yのダブルジグザグを想定
この黒ダブルジグザグは、内部が紫ダブルジグザグの二重のダブルジグザグで複雑な動き

4時間足

黒ダブルジグザグY波内部
2重のダブルジグザグの想定なので、紫W-X-Yのサブルジグザグ
紫X波内部も茶ダブルジグザグで複雑化
現在、紫Y波内部、茶Y波の段階

1時間足

茶ダブルジグザグY波内部はジグザグ
緑A-B-CのジグザグC波の段階
緑ジグザグC波内部は推進波
青インパルスと想定
青3波内部がインパルスとなるなら、現在はまだ青3波の途中
今後、青インパルスとして、もう少し下降が続く想定がメインシナリオです。